漢方医学の目的:漢方と西洋医学の違い

漢方と西洋医学の違い

漢方医学の目的は西洋医学と同じで病人の治療、完治を目的としています。

西洋医学では病人以外の人が薬を飲むことは進められませんが漢方医学では医食同源の考えのもとに食事と共に普段から漢方薬を摂取することは珍しくありません。

漢方医学の目的

身近な例で言えば「お茶」は元々は万病の元といわれ風邪な咳などに効果のあるものとして古くから重宝されてきました。

朝鮮ニンジンやニンニクを燻したものを粉にして煎じて飲むのは江戸時代から行われており寒い時にショウガ湯なども漢方の考え方のひとつです。

東洋人にとって食べ物による体調管理のおおくは漢方の考え方が多かれ少なかれ影響していますが食べながら病気を治す考え方、調理方法は正に漢方医学独自のもので西洋医学には見られない特徴です。

どちらが良い悪いということではなく互いに歴史、文化を育みながら育てた風習、医療学なのですが昨今では西洋医学と漢方薬の良い所どりが顕著となり漢方薬で効果のある処方は積極的に西洋医学に取り入れるケースが増えてきています。

漢方医学の目的には体に負担をかけずに体調を整える点を目指している点があげられます、たとえば薬膳はカラダによいものを食べる、病気を治す食物を食べることで治すのを目的としています、西洋医学では主に外科医療が発達し漢方医学では内科が進歩したのも面白い点ではないでしょうか?

漢方 西洋医学 違い

薬草を探し処方箋をつくり普及したのが漢方医学のはじまりですが学術的な医療体系として確立されるのは中国の普時代と言われます、それまでは方士と呼ばれる階級の人達が秘密の技法として公にせず治療していたのですが処方箋という考えもなく口伝のみで伝わっていたと記録にのこっています。

処方箋、カルテという手法が確立されたことで症状にあわせた処方箋の種類も劇的に増え治療方法、漢方薬の処方も行いやすくなったそうです。その後、医師という職業が確立され試験制を導入することで医師の社会的地位も向上していきます。

余談ですが漢方の考えが広まったのは清の始皇帝が不老不死の薬を探し始めたことが由来とも言われています。

漢方と西洋医学の違い

漢方医学(漢方薬)の主な特徴
自然科学的で伝統的医学である先人の治療経験の集積、心とカラダを一体としてみる体全体の調和を図る“全人的医療”と言われる。

個人の体質・特徴を重視し、症状をみる原因が特定できないものや、“未病”の状態でも治療できる。天然物がベースとなった生薬を混合した「漢方薬」を使う。

1剤に複数の成分が含まれているため、複数の症状にも効果が期待できる

西洋医学(西洋薬)の主な特徴 実証的かつ科学的である客観的で分析されたものである。器官・臓器中心に物質面を重視する病気に対してピンポイントに治療する。

客観的・分析的で、その結果病名を決定する、画一された治療法を用いる。一般に、精製されたほぼ純粋な薬物を用いた「西洋薬」を使うひとつの病気に対して、同系統の位置や薬の投与がなされる。

例えば、血圧を下げる、細菌を殺す、精密検査をするなど、西洋医学のほうが得意である分野では西洋医学で対応し、西洋医学では対応しにくい不定愁訴や検査には表れにくいちょっとした不調は漢方医学で治療する。こうすることで治療の幅が広がります。